2017/05/31

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【お詫びとお知らせ】2017.04.26
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2017/05/01

熱狂の日

「ラ・フォル・ジュルネ」は、1995年にフランスのナントで始まった、年に一度の最大級のクラシック音楽の祭典です。
短時間(1公演45分ほど)、低料金(1公演1,500円〜)で、朝から夜までいくつものコンサートをはしごして聴くことができます。

日本では、ゴールデンウィークの時期に、東京(オ・ジャポン)、新潟、滋賀(びわ湖)で行われています。
今年のびわ湖ホールでの開催は、4月28日に前夜祭、29日と30日の2日間が本公演でした。
毎年、テーマが設けられていて、今年のテーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。

29日は用事で行けず、30日の1日を満喫です。
大津駅からシャトルバスでびわ湖ホールへ。
いい天気だったので歩こうかな… と、一瞬思いましたが、体力温存。
バスに乗りました。



びわ湖ホールに着いたら、すぐにメインロビーでのコンサートが始まり、バロックダンスを鑑賞。
大学生の時に、クラリネットの友達に誘われて見たことがあるような…
バロックダンス人口はそんなに多くいないだろうから、きっと同じ方だと思います。
横に膨らんだ真っ赤なドレスで、お人形さんのようでした。


エラールのピアノで演奏されるバロック時代の曲に合わせて踊られます。
ダンスを見たから、演奏に何か役立ちそうかと言うと、そうでも無かったかな…
ピアノの音色とバロックダンス、何て合わないのでしょう(時代が違いますから)、そう思ったのは私だけ?


11:45から、中ホールで声楽アンサンブルの『こうもり』。
声楽アンサンブルさんの演奏をちゃんと聴いたのは始めてでした。
歌はもちろん圧巻でしたが、そこに笑いも交え…
ただウケを狙っているのではなくて、演奏が極められていて、プラス笑いなので、本当にストレスなく素晴らしい公演でした。
これはお値段以上の価値があります。
人気なのも頷けます。

その後、メインロビーでまた声楽アンサンブルさんの歌声を聴きました。



16:20からは、大ホールへ。
ウラル、フィルハーモニー管弦楽団はロシアの管弦楽団。
日本のオーケストラの響き、空気とはまるで違い、夢見心地な音色というか、現実的過ぎないというか。
すごく繊細で透明で…
持っている楽器が違うから?
住んでいる国、育った国が違うから?
そういう方向性のオーケストラなの?

ラヴェルの「ボレロ」。
こそばゆいほど弱くて繊細な出だし、耳をすまして聴かないといけないくらいの微かなボリュームの旋律から、じわじわといつの間にかとてもとても粘着質なフォルテへ。
それにしても、やっぱりこの曲は心臓に悪い…
ソロの人に感情移入。
聴いているこっちがドキドキしてしまいます。

最後、17:35から中ホールで、メキシコ民俗音楽を聴きました。
ギターの変形のようなたくさんの弦楽器、ひとつずつ音を聴かせてくださいましたが、もちろん楽器名は覚えられず…
カホンにカリンバをくっつけた低音楽器は、ボンボン響いてきます。
演奏技術が素晴らしいのは当たり前で、みなさん楽しそうで、踊って歌って、息ぴったりでした。
隣のノリに合わせていくというのは、クラシックではなかなかないですよね。
ステージと客席の温度差…

演奏の途中でヴァイオリンの弦が切れました。
こういうのを見ると、何だか得した気分。
生演奏にハプニングはつきものですが、それも含めて息ぴったりでした。

たくさん音楽を聴いて、贅沢な1日でした。
幸せ〜

あ、そういえば、ピアノソロの公演を聴いてないわ…
叶匠壽庵のみたらし団子を食べるのも忘れた…

2017/04/30

≪まごいちピアノ事典≫ ⅩⅩⅦ. 木の音 ザウター

1819年創業のザウターは、現存する古い歴史を持つピアノメーカーの一つです。


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Sauter
1819年 ドイツ/シュパイヒンゲン
ヨハン・グリムとカール・ザウターによって創業
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創業者のヨハン・グリムは、ウィーンのピアノ製作者シュトライヒャーのもとで、技術を学びました。
1819年に修行を完了すると、グリムは故郷である南ドイツのシュパイヒンゲンに戻り、養子()のカール・ザウターとともに工房を開きました。

ヨハンとカールは、会社の将来は生産規模の拡大にかかっていることに気付き、数人の地元の職人とチームを結成して仕事を分担することにしました。

生産工程を近代化したザウターは、1984年に新しく工場を開き、生産速度を上げるための機械を導入しましたが、今もなお伝統的な手作業にこだわって多くの部品を作っています。





借りたのはこれ
■機種:ザウター 185chip
■製造番号:78408(1980年代製造)
■部屋の広さ52.4㎡(天井高さ4m)


ザウターのピアノの中を覗くと、フレームの面積が小さい!
必要最小限のフレームしか使っていないようです。




木の音が聞こえる素朴で温かみのある音色でした。

普通に弾くと、低音は太くてごつい弦の音がしますが、中音域になるにつれて柔らかい音になり、高音域になるとカツカツした音になります。
低音の支えは太くて丈夫です。
広音域で弾くとすごく豪華な厚みになります。

音の立ち上がりから響きまでの音色の変化があまりないので、レガートで弾きやすいです。







ザウターの設計思想は、「響板を薄くすることによってより響きやすくする」ということで、ベヒシュタインと正反対の考え方です。
響板をできる限り薄くし、かつ球状に膨らませる事によって、ボリュームがあり開放的な音色にしているそうです。
一般的には、ピアノの響板は中心に行くほど厚みがあるように作られ、その厚みは710㎜ですが、ザウターは8㎜の均一の厚みです。

また、響板からフレームまでが高く、鋳鉄の内側はU字状に凹凸が作られています。
この凸凹の溝は、音色効果だけでなく、弦の張力を歪みなく支えてフレーム全体の強度を増すことにもなるようです。


ザウターは、アップライトピアノのための「R2 ダブル・エスケープメント・アクション」を開発しています。
これにより、グランドピアノ並みの連打を可能にし、グランドピアノとアップライトピアノとのタッチの差をなくすことができるそうです。



最高級の技術力を活かし、プリぺアドピアノ(に、ゴム金属などを挟んだり乗せたりして音色を変えて演奏する)のために書かかれた曲を演奏しやすいグランドピアノや、微分音(半音よりさらに細かい音程)のピアノを開発したりもしています。



≪まごいちピアノ事典≫ バックナンバー

Ⅰ. overture まごいちの思い付き

Ⅱ. ベヒシュタインは正直者

Ⅲ. ボストンは小さな箱の中に

Ⅳ. 同い年のキンボール

Ⅴ. 小さくても力強いホフマン

Ⅵ. ベヒシュタインに再び出会う

Ⅶ. intermezzo 年末の楽しみ

Ⅷ. プレイエルは三層仕立て

Ⅸ. ペトロフでペダルについて考える

Ⅹ. 歌うグロトリアン

ⅩⅠ. 穏やかな音楽の神アポロ

ⅩⅡ. ブリュートナーにはプラス1本

ⅩⅢ. ちょっと昔のスタインウェイ

ⅩⅣ. 短いフォイリッヒに気が付かず

ⅩⅤ. どう読むの?August Förster

ⅩⅥ. 幻のスタインベルク・ベルリン

ⅩⅦ. ステージでファツィオリ

ⅩⅨ. intermezzo リュックサックの悲劇

ⅩⅨ. コスパ良し?ディアパソン

ⅩⅩ. ウェンドル・アンド・ラングのロゴは?

ⅩⅩⅠ. 2代目シゲルカワイは頑張った

ⅩⅩⅡ. 浜松産でないシュベスター

ⅩⅩⅢ. ラモーの真っ赤なフレーム

ⅩⅩⅣ. ファイファーはアップライトがおすすめ

ⅩⅩⅤ. チッカリングの屋根は低め

ⅩⅩⅥ. リストお気に入りのシュタイングレーバー

2017/04/29

≪まごいちピアノ事典≫ ⅩⅩⅥ. リストお気に入りのシュタイングレーバー

シュタイングレーバーは、日本で見かけることはほとんどありませんが、欧米のピアノの格付けやコンテストで最上級やグランプリを獲得するメーカーです。

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Steingraeber&Söhne
(シュタイングレーバー・ウント・ゼーネ社)
1852年 ドイツ/バイロイト
エドゥアシュト・シュタイングレーバーによって創業
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シュタイングレーバーの歴史は、1820年、ゴットリーブ・シュタイングレーバーによって、チューリンゲン州のアルンシャウク(Arnshauch)の町で始まりました。
シュターングレーバー家は元々、チェンバロ製作を行っていました。

1852年、ウィーン旅行中にシュトライヒャー(ピアノ製作者)に出会ったエドゥアシュト・シュタイングレーバーは、ピアノ製作の道へ進み、現在のバイエルン州バイロイト(Bayreuth)に工場を建設します。
この会社はすぐに有名になり、バイエルン地方でもっとも尊敬されるピアノ製作会社となりました。

現在も、シュミット=シュタイングレーバー一族がこの会社を経営し、手作りのピアノを製作しています。



借りたのはこれ
■機種:シュタイングレーバー 170
■製造番号:不明
■部屋の広さ:52.4㎡(天井高さ4m)


鍵盤はコツコツ当たる感じ。
この弾き心地、結構好きです。



一瞬軽そうな鍵盤に感じますが、強い音を出すには相応の重みが必要で、また、弱い音も出しやすいので、弾くのがすごく楽でした。
まろやかな丸い音も、はっきりとした音も、こんな音を出したいと思うと出てくれます。
音の立ち上がりがクリアなので、思った通りのテンポで弾けます。
細かく粒の揃った音も綺麗で連打もとてもしやすく、クリアで聞こえやすいです。

響きがとても濃くて豊かなので、和音で進めていくような曲は色が出てきて面白いです。
広い音域でアルペジオを弾いたらとても綺麗でした。
音の切れ目で粗が目立たず、何だか上手になったのかと勘違いしそうです。



弾きにくいところが全くなく、何を弾いてもピアノが上手くまとめてくれるので、とても楽しいピアノでした。

2017/04/28

≪まごいちピアノ事典≫ ⅩⅩⅤ. チッカリングの屋根は低め

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Chickering
(チッカリング社)
1823年 アメリカ合衆国/ボストン
ジョナス・チッカリングによって創業
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1823年、ジョナス・チッカリングがスコットランド人と共同でボストンに工房を開き、スクエア・ピアノの製作を開始。
1830年、イギリスのブックケースタイプと呼ばれる楽器をモデルにして最初のアップライトピアノを完成します。
1840年にはグランドピアノを完成させています。
総鉄骨が採用されたこのグランドピアノはアメリカにおけるピアノ製造の基礎を築いたといわれています。

1909年以降、チッカリング社はエオリアン・アメリカン・カンパニーに吸収され、チッカリング一族は経営から退いています。





借りたのはこれ
■機種:チッカリング 機種不明
■製造番号:不明
■部屋の広さ:不明(とても狭い)



突き上げ棒が短く、屋根の高さが低いです。
譜面台の角度を調整できないのは、とても不便です。



木の音、丸くかわいい音がします。
たんたんと弾く分には弾きやすいです。
こじんまりとではありますが、上手くまとめてくれる感じです。
高音は少し金属音が混じった感じの鋭い音も出て、低音は支えるだけの太さがあるので全体的なバランスは良いです。


2017/04/27

≪まごいちピアノ事典≫ ⅩⅩⅣ. ファイファーはアップライトがおすすめ

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Pfeiffer
(カール・アー・プァイファー・フリューゲル・ウント・クラヴィーアファブリーク社)
ドイツ/シュトゥットガルト
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ファイファーは、南ドイツで400年の家系を誇る一族です。



シュトゥットガルト時代の工場は、路面電車の駅から直ぐで、レンナー社(ピアノパーツの一流メーカー)と隣接していました。
その後、ライプツィヒ・ピアノフォルテ(Leipzig Pianoforte)というメーカーを買収し、シュトゥットガルトにはショールーム、営業部門、最終調整をする部門を残し、製造拠点をライプツィヒに移しました。
ライプツィヒ・ピアノフォルテが機能しなくなり、ライプツィヒの生産拠点を失うと、商品の製造ができなくなり、既に販売店にあるピアノを買い戻して営業を続けていました。
(ライプツィヒピアノフォルテはブリュートナー社に引き継がれました。)

近年、操業を再開し、グランドピアノの生産は今でも続けられていますが、地道な手作業なので、年間の生産は僅か十数台のようです。


ファイファーは、手放す人が希なため、中古市場になかなか出てこず、希少価値の高いピアノだそうです。


弾いたのはこれ
■機種:ファイファー 不明
■製造番号:不明
■部屋の広さ:不明(非常に狭い)


金属音が溢れるように出てきます。
音量の出るトイピアノみたいで、金属のバリバリいう音が結構聞こえ、相当使いこまれたようです。
鍵盤のタッチもトイピアノみたいです。
(時々、トイピアノのようなピアノに出会いますが、そのようなピアノは、どれもとっても古そうなのです。)


軽い鍵盤は、ちょっと押すと一番下までカクッっと入ってしまい、予期しないタイミングで意図しない音が鳴ってしまいます。
そして、機構の動く音が大きくて、鍵盤が戻ってくる時にはバウンドしながら勢い良く戻ってきます!
減衰が早すぎるので、ゆっくり重めの曲には向きません。

ダンパーペダルを踏むと、発音した瞬間の音と全く違う響きが出てくるので、ゥワンッ ゥワンッっとなり、滑らかにはならないです。

一番驚いたのは、シフトペダルを踏むと鍵盤が左へ動くこと!



このピアノ、クラシックには難し過ぎるので、どうしたもんかと「ラプソディー・イン・ブルー」を弾いてみると、とても良い感じでした。
ジャズには向いてるのかもしれません…


手入れの具合なのか、使いこまれた結果なのかわかりませんが、評判とは全く違う弾き心地。
トイピアノのような感じと、ピアノの色味と鍵盤蓋のロゴの感じが、キンボールに似ていました。




後でお店のショールームへ移動して、たくさんの輸入ピアノを見せてくださいました。
練習室のファイファーは状態が良くなく、ショールームに素晴らしいピアノがあるから見て欲しいとのことだったのです。

上から下までまっすぐに繋がった木目。
とてもスマートで美しいアップライトピアノです。

ん?何かが無い…
(柱ともいい、鍵盤部分を支えています)がありません!
横から見ると、すごくカッコいい!

ファイファーは、グランドピアノよりもアップライトピアノの方がおすすめだそうです。

小さなアップライトピアノから出ているとは思えないほど、本当に迫力いっぱいの音が出ました。
この鳴りの良さには驚きです。

デザイン、設計バランス、音色、とても素晴らしいアップライトピアノでした。

練習室を借りただけで帰らなくて良かったです。
ファイファーの他にも魅力的なピアノがいっぱいあり、弾かせていただいたり、これは?これは?と、見るのに夢中で…
写真を撮らせてもらうのを忘れました。
すみません…
そして、予定していた帰りの電車に乗り遅れたのでした…


脚のないアップライトピアノ、気になる方は、インターネットで検索してみてください。



≪まごいちピアノ事典≫ バックナンバー

Ⅰ. overture まごいちの思い付き

Ⅱ. ベヒシュタインは正直者

Ⅲ. ボストンは小さな箱の中に

Ⅳ. 同い年のキンボール

Ⅴ. 小さくても力強いホフマン

Ⅵ. ベヒシュタインに再び出会う

Ⅶ. intermezzo 年末の楽しみ

Ⅷ. プレイエルは三層仕立て

Ⅸ. ペトロフでペダルについて考える

Ⅹ. 歌うグロトリアン

ⅩⅠ. 穏やかな音楽の神アポロ

ⅩⅡ. ブリュートナーにはプラス1本

ⅩⅢ. ちょっと昔のスタインウェイ

ⅩⅣ. 短いフォイリッヒに気が付かず

ⅩⅤ. どう読むの?August Förster

ⅩⅥ. 幻のスタインベルク・ベルリン

ⅩⅦ. ステージでファツィオリ

ⅩⅨ. intermezzo リュックサックの悲劇

ⅩⅨ. コスパ良し?ディアパソン

ⅩⅩ. ウェンドル・アンド・ラングのロゴは?

ⅩⅩⅠ. 2代目シゲルカワイは頑張った

ⅩⅩⅡ. 浜松産でないシュベスター

ⅩⅩⅢ. ラモーの真っ赤なフレーム

2017/04/26

≪まごいちピアノ事典≫ ⅩⅩⅢ. ラモーの真っ赤なフレーム

ラモーは、以前、プレイエルのピアノを弾いた時の記事に登場しています。

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RAMEAU
1972年 フランス
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1961年、経営難に陥ったプレイエルは、エラールとガヴォーの合併会社と合併し、この会社は1971年にドイツのシンメル社に買収されます。
1972年、自国に伝統あるピアノ造りを継承するピアノ産業が無くなることを嘆いたフランス政府は、プレイエル社の技術者及び資本家を迎え、フランス製ピアノメーカーの再生を行います。
そこで誕生したのがラモー社です。
1994年、ラモーは、社名をプレイエルとして、また新たにスタートしています。
19721994年の間なので、わずか22年間です。



借りたのはこれ
■機種:ラモー 機種不明
■製造番号:不明
■部屋の広さ:広め(10畳くらい?)


お借りしたピアノは、肉厚な音、とても健康的な良い音がしました。
それに加えて、まろやかさがあるので上品でもあり、中低音で和音を弾いた時の重厚感は、なかなかいい感じです。
そして、中低音は音の強さで音色が変わるので、表情をつけやすいです。
旋律と伴奏で音色を変えられるので。
余韻が長いのでペダルが少なめでもしっかり曲になりました。


ちょっと中を覗かせてもらおうと、屋根を全開にしてみると、屋根がとっても重くてびっくり…


そして、神社の鳥居のような朱色のフレームのインパクト!
ロゴや型名、製造番号を探してみましたが、見つけられず…
何年の製造かはわかりませんでした。



鍵盤蓋は、開けた時に手前で折れるタイプでした。
先端折れ鍵盤蓋とか言うそうで、アップライトピアノでたまに見かけます。
アップライトピアノだと、鍵盤蓋に譜面台が付いている場合、鍵盤蓋の先を折れると楽譜を置きやすいのですが、グランドピアノでのメリットはわかりません。




帰りにお店のスタッフさんが、小さなルービックキューブをくださいました。
昨年の発表会の記念品の残りだそうで。

日本ではあまり知られていない、マイナーなメーカーのピアノを大切に使われているお店のスタッフさんは、ピアノや音楽が本当に好きな方が多いです。
そんな方とは、つい話が弾み…
何だか仲良くなって、帰りにお土産をくださることがたまにあるのです。