2017年3月19日

≪まごいちピアノ日記 No.014≫ STEINBERG BERLIN (GP)

スタインベルグ(スタインベルク)は1908年に創業してから、1940年までの僅か32年間しかピアノを製造していないピアノメーカーです。

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STEINBERG BERLIN
1908年、ドイツ/ベルリン
1940年廃業
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フルトヴェングラー(1886~1954年、ドイツの指揮者)時代のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団から非常に高い評価を得ていたそうです。

第二次世界大戦の影響でほとんどのピアノが消滅してしまったために世界でも貴重なものになっていて、「幻のピアノ」と言われています。
現在、日本国内には数台しか存在していないようです。
調べてみると、昭和天皇即位のお祝いとして寄贈または購入されたグランドピアノが3台(岡山県、長野県、京都府)あります。
私が借りたのは、そのどれでもありません。

現在、生産されているスタインベルグと言えば、ヴィルヘルム・スタインベルグ(WILH.STEINBERG 1877年創業、ドイツ/アイゼンベルグ)というピアノメーカーで、スタインベルグ・ベルリンとは別のメーカーです。


借りたピアノ
■2014年9月7日 兵庫県神戸市
■機種:STEINBERG BERLIN 機種不明
■製造番号:不明
■部屋の広さ:不明 広い

練習室をお借りした時は、スタインベルグ・ベルリンがそんなに貴重なピアノだとは知りませんでした。


かなり使いこまれた音がするピアノで、高音域の音色はとても細く、全体的に金属系の音がしましたが、きっと本来はいい音がするのだろうと思えるような雰囲気がありました。
特に和音で弾いた時の重なりがとても豪華でしっかりしていました。


幻と言われるくらいのピアノなら、もっと全神経を集中させてしっかり弾いてこれば良かったと、ちょっと後悔していたり…
次からは、弾く前にメーカーのことを調べてから借りに行くようにします…

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